インターネット上の新たなフロンティアに、あなたも足を踏み入れてみませんか？ その名も「Ordinal NFT」、これはビットコインを用いた新しいNFTの形態で、ここ数年で暗号資産業界における一大旋風を巻き起こしています。この記事では、初めてのOrdinal NFT発行に必要な手順を順を追って詳しく説明します。ブロックチェーンとNFTについてまだ新しいという方でも、わかりやすい具体例とともに、NFTの発行方法を理解できるようにガイドします。
初めに：ビットコインの準備
まず、Ordinal NFTの世界への旅を始める前に、必要な装備を揃えましょう。その最初のステップとして、ビットコインの準備が必要です。なぜなら、Ordinal NFTの発行には取引手数料としてビットコインが必要だからです。具体的には約50ドル分のビットコインを用意しましょう。これは、ビットコインのアドベンチャーゲームに参加するための「チケット」のようなものです。
次に、ビットコインを保管するための「ウォレット」を用意します。ウォレットの中にビットコインを保管し、そのビットコインを用いてNFTを発行します。しかし、ただしいウォレットを選ぶことが重要です。タップルートというビットコインの新しいアップグレードをサポートしているウォレットでなければならないのです。
ここで重要なのは、「Send to Bech32m」の列が「Yes」になっているウォレットを選ぶことです。これは、まるで「魔法の鍵」のようなもので、この鍵を持っているウォレットからのみ、新しいビットコインの世界であるタップルートにアクセスすることができます。大手取引所であるコインベースやバイナンスなどでもまだ対応していない場合がありますので、注意深く選んでください。
ステップバイステップ：Ordinal NFTの発行
それでは、いよいよOrdinal NFTの発行の旅を始めましょう。
ステップ1：NFTの発行を始める
一度ウォレットにビットコインを準備したら、Ordinal NFTの発行を始めることができます。この段階で私が使用してオススメするのは、Gammaというツールです。もしもロボットと一緒に作業したいなら、同様のプロセスで作業できるOrdinalsBotもオプションとしてあります。ここではGammaを用いての手順を説明します。
まず、Gammaのウェブサイトにアクセスします。そして、NFTにどの種類のInscription（情報）を入力するかを選択します。これは、例えば、あなたの描いた美しいデジタルアートの画像ファイル、またはあなたが書いた詩のテキストといったものです。
次に、希望のファイルをデスクトップから選択しアップロードするか、またはテキストを所定の欄に直接入力します。これはまるで、あなたが宝石をNFTの「宝箱」に入れるようなものです。
ステップ2：手数料を選ぶ
次に、NFT発行のための手数料を選びます。これは「速さ」によって変わります。速いほど手数料は高くなり、遅いほど手数料は低くなります。まるで宅配便を選ぶときのように、あなたがどれだけ早くNFTを配達したいかによって、手数料が変わります。
ステップ3：送信先のビットコインアドレスを指定
このステップが少し複雑ですが、心配することはありません。作成したOrdinal NFTをどのビットコインアドレスに送るかを指定するのですが、ここでも注意が必要です。アドレスはタップルートアドレス、またはOrdinal対応アドレスでなければならないのです。私のおすすめは「Sparrow Wallet」を使うことです。そのセットアップガイドを参考にすると良いでしょう。
ステップ4：支払いと待機
次に、あなたのNFT発行のための手数料を支払う必要があります。指定のビットコインアドレスに指定額のビットコインを送ります。ここでも、アドレスが「bc1p」で始まることを確認しましょう。ビットコインの送金は慎重に行わなければなりません。なぜなら、一度送金を行うと元に戻すことはできないからです。
最後に、あとはNFTが発行されるのを待つだけです。発行にかかる時間は、先ほど選んだ手数料によります。発行のステータスをチェックするためのリンクが送られてくるはずですので、それを利用してください。
まとめ：新たな旅への一歩
以上で、あなたの初めてのOrdinal NFT発行の旅は完了です。無事発行されたら、Ordinalビューアーを使ってNFTを楽しみましょう。まるで新しいアート作品をギャラリーで見るような感覚です。
しかし、ビットコインブロックチェーン上での行動は全てトラッキング可能ですので、注意が必要です。でも、それがブロックチェーンの美しいところでもあります。あなたがしたことはどんなことでも、すべての行動は透明性を保ちます。
あなたも今、新しいOrdinal NFTの世界へと一歩踏み出しました。これからどんな冒険が待っているのか、楽しみにしていてください。