
冒頭:1分で読める要約
- 課題: 社長だけが売れる属人化、Webは機能説明、発信は空回り、商談は価格の話で止まる
- 施策: 暗黙知の強制言語化、提供価値の1行化、Web導線と営業トークのSOP化、生成AIで内製運用
- 結果(ROI): 社長同席の削減、商談の質向上、見積手戻り減、外注費圧縮、意思決定の高速化
- 再現手順: 暗黙知抽出→提供価値構造化→LP/資料/トーク統一→SOP実装→週次ログで改善
1. 外注も施策追加も効かない理由:社長の暗黙知が未整備だからです

社長の頭の中にしかない価値は、組織にとって存在しません。社長は「どの顧客に刺さるか」「どの言葉が地雷か」「どの条件なら断るべきか」を瞬時に判断し、商談を前に進めます。しかし現場とWebが同じ判断をできないなら、組織の集客・営業は“再現不能”です。再現不能な状態で広告を増やし、SEO記事を増やし、制作会社にLPを作らせても、流入が増えるだけで詰まりが悪化します。入口が強くなるほど、社内の見積・商談工数が増え、社長の同席が増え、意思決定が遅くなります。
さらに厄介なのは、技術力や実績を前面に出すほど、見込み客の心理的ハードルが上がる点です。BtoBの顧客は「すごい会社」を探しているのではなく、「自分の現場の面倒が消える手段」を探しています。実績の列挙は信頼のはずなのに、見せ方を間違えると「高そう」「難しそう」「うちでは回らなそう」に翻訳されます。この翻訳が起きると、クリックは取れても問い合わせに落ちません。原因はプロダクトではなく、言語と順番の設計ミスです。
この状態が続くと、社内が摩耗します。営業は説明が長くなり、現場は要件定義の代行に巻き込まれ、マーケは施策を増やしても結果が出ず、経営は責任の押し付け合いを止められません。社長の暗黙知が資産化されていない限り、個別最適の努力は全部、空回りします。
2. チートの正体:社長の脳内を「売れるメッセージ」に翻訳し、SOPで複製します
私がやることは魔法ではありません。社長の頭の中にある暗黙知を、枠組みで強制的に取り出して、組織が運用できる形に構造化します。ポイントは「うまい言葉」を作ることではなく、顧客が社内で意思決定できる材料を、正しい順番で並べることです。
暗黙知を資産化する中核は、次の4点です。
- 誰に売るかの固定:刺さる顧客を広げません。まず1つに絞ります。ターゲットが曖昧な会社は、全施策が薄まります。
- 顧客のBeforeの固定:放置したときの損失を言語化します。BtoBは痛みが言語化された瞬間に、社内稟議が動きます。
- Afterの証明:変化を抽象で語りません。期間、工数、リスク、手戻り、属人化の削減など、判断材料を数字で揃えます。
- 勝てる条件と断る条件の明文化:全部の案件を取りに行きません。合う案件だけを通します。これがコスト削減と内製化の起点です。
この設計が効く理由は、社長の意思決定を「個人芸」から「組織仕様」に変えるからです。Webサイトは機能説明の置き場ではなく、顧客の不安を潰し、比較検討を前に進める装置になります。営業は説明役ではなく、条件確認と合意形成の役になります。結果として、社長の同席は減り、商談の質が上がり、案件の勝率と利益率が安定します。
3. 【実践】90日でトップ営業依存を外す:暗黙知→メッセージ→SOPの3ステップ

最短90日で成果を出すには、順番を守ります。発信を増やす前に、暗黙知を取り出し、メッセージを固定し、Webと営業を同じ言葉で揃えます。
| 期間 | ゴール | やること(最小) | 成果物 | KPI(例) |
|---|---|---|---|---|
| 1〜2週 | 暗黙知の可視化 | 勝ち案件3件・負け案件3件を分解し、勝因・失注理由・断る条件を言語化します | 勝ち条件、断り条件、反論TOP10 | 失注理由の上位3つが言語化される |
| 3〜6週 | 売れるメッセージの固定 | 「誰の、どんな課題を、どう解決するか」を1行に圧縮し、Before/Afterを数字と条件で揃えます | 1行メッセージ、Before/Afterテンプレ、FAQ骨子 | LPのCTA到達率、資料DL率が改善する |
| 7〜12週 | Web・営業SOPの実装 | LP/資料/DM/営業トークを統一し、週次で改善ログを回して勝ち言葉だけ残します | 営業トークSOP、LP構成SOP、改善ログ | 商談化率、社長同席率、初回商談の説明時間が改善する |
次に、組織に定着させる「運用SOP」を固定します。ここがない会社は、改善が属人化して終わります。
| 運用ステップ | 担当(推奨) | やること | 出力 | 守るルール |
|---|---|---|---|---|
| Step1:入力を集める | 営業責任者 | 問い合わせ文・失注理由・商談メモを週次で3件集めます | 週次インプット3件 | 事実(顧客の言葉)だけを集める |
| Step2:言語を更新する | マーケ責任者 | 1行メッセージとFAQを更新し、禁止ワードを追加します | 1行メッセージv2、FAQ更新 | 変更は週1回、勝ち言葉だけ残す |
| Step3:現場に配布する | 営業責任者 | トークSOPと資料を差し替え、全員の冒頭を統一します | トーク冒頭テンプレ | 個人の言い回しを禁止し、冒頭は統一する |
| Step4:数字で検証する | 経営+マーケ | 商談化率・社長同席率・説明時間・非ターゲット比率を見ます | 週次KPIログ | PVを追わず、商談の質を追う |
生成AIは「魔法」ではなく「疲れない作業員」として使います。議事録の要約、反論の整理、FAQの初稿、LPの見出し案、トークスクリプトの叩き台を高速化し、人は監修と意思決定に集中します。これが内製化の現実解です。
4. ガバナンス・応用:AIとSOPを事故らせないルールと、効くKPIの置き方

暗黙知を言語化して資産化すると、運用の自由度が上がります。その分、事故も起きやすくなります。経営として押さえるべきは「情報の扱い」「約束の扱い」「数字の見方」です。
- 情報のガバナンス:社外秘・個人情報・契約条件の原文を、生成AIや外部ツールに入れません。必要ならレンジ化・一般化し、固有名詞を消します。入力ルールをSOPに入れて、現場の判断を止めます。
- 約束のガバナンス:成果・期間・工数は、必ず適用条件とセットで書きます。条件が抜けた「断定」はクレームの種です。トークSOPとLPの表現を一致させ、現場が勝手に盛れない状態にします。
- 断るガバナンス:断る条件を先に決めます。「全部受ける会社」は、全部の説明と全部の手戻りを受けます。断る基準は、コスト削減と品質維持のための経営判断です。
- KPIのガバナンス:追う数字を絞ります。入口(PV)ではなく、導線の詰まりが解消されたかを見ます。
推奨KPIは次の5つです。これだけ見れば、属人化の解消とBtoB集客の改善が同時に進みます。
- 商談化率(CVR):資料DL→問い合わせ、問い合わせ→商談の転換率を見ます
- 非ターゲット問い合わせ比率:合わない客が減るほど、現場が楽になり利益が残ります
- 初回商談の説明時間:説明が短くなった分、条件確認と合意形成に時間を使えます
- 失注理由の上位3つ:言語の改善ポイントが明確になります
- 社長同席率:下がるほど、トップ営業依存が外れています
5. まとめ&次の一手
社長の頭の中にしかない提供価値は、組織にとって存在しません。暗黙知が言語化されない限り、Webは機能説明のまま、発信は空回りし、営業は再現できず、売上はトップ営業依存で固定されます。暗黙知を強制的に言語化し、売れるメッセージとして構造化し、Web導線と営業SOPに落とし込みます。これで意思決定スピードが上がり、無駄な商談と手戻りが減り、外注費も圧縮されます。BtoB集客の根本改善は、施策追加ではなく、言語と順番とSOPで決まります。
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- 暗黙知抽出ヒアリングシート:勝ち案件/負け案件から勝因・断る条件・反論を抜く質問表
- 提供価値1行メッセージテンプレ:「誰の、どんな課題を、どう解決するか」を固定する型
- Before/After事例テンプレ:数字・期間・体制・適用条件を揃えるフォーマット
- 営業トークSOP雛形:冒頭、反論処理、合意形成、次アクションまでの台本
- LP/資料/DM統一SOP雛形:チャネルを同一メッセージで運用し、週次ログで改善する手順
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