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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

日々の採集 Field note

Pieter Levelsは、vlogの編集をAIに一言で任せた

今回の焦点Focus

動画を書き起こしと画面の一覧に変えてAIに使う部分を選ばせ、人は一覧と仕上がりを確かめる

3行でわかる

  • Pieter Levelsは11月2日、動画の編集をClaude Codeに一言で頼み、10分のvlogにしたと投稿しました。
  • 面白いのは、編集が「どのクリップを何秒使うか」の一覧で作られ、AIが書き起こしを読んで選んだ点です。
  • 小さな会社なら、撮りためた動画から短い紹介動画の候補をAIに選ばせ、人は最後の確認だけをする形で試せます。

前回の記事では、Pieterが経費をAIに点検させた話を取り上げました。今回の期間(11月1〜6日)の投稿は、古いゲームをブラウザで動かす話が中心でした。ここでは仕事に近い、vlogの編集を取り上げます。

撮った動画をフォルダに入れ、一言で頼んだ

Pieterは、DJIのカメラで撮った動画をフォルダにコピーしました。そのフォルダでClaude Codeを開き、10分のvlogに編集してほしいと頼みました。

頼んだのは「これらのクリップを、XとYouTube向けの10分のvlogに編集して」の一言です(編集部訳、以下同じ)。

素材は14本、合計で約58分ありました。それが10分に縮まりました。本人は「少し調整したが、多くはない」と書いています。

AIが自分で組んだ編集の手順

Pieterは、知人に編集のやり方を聞かれるまで、この手順を知らなかったそうです。手順は何も頼んでいないと書いています。本人の説明では、次の順に進んでいました。

  1. 話した内容を、手元のMacで動く音声認識(mlx-whisper)ですべて書き起こす。
  2. 数秒ごとの画面を一枚の一覧画像にまとめ、各クリップに何が映っているかをAIが見る。
  3. 声の照合のモデルで、本人の声と他の人の声を分ける。
  4. 顔の検出を使って、サムネイルを作る。

編集そのものは、一つのファイルに並んだカットの一覧です。どのクリップの、何秒から何秒までを使うか。それを、AIが書き起こしと画面の一覧を読んで選びました。最初の1分には字幕も付いています。

AIがなければ、vlogはやっていない

Pieterは、AIに編集を任せられなければvlogはやっていないと書いています。自分で編集するのはつらく遅い。人を雇うのは、それ以上に面倒だという理由です。

費用を聞かれると、Claudeに月100ドル払っているが、全部のサイトの分だと答えました。今回の編集は「0.10ドルくらいだと思う」という本人の見積もりです。

編集部が注目したのは、選ぶ材料が文字と画像だった点です。書き起こしと画面の一覧なら、AIは読んで比べられます。結果も「何秒から何秒」という一覧で残るので、人が見て直せます。

自分の仕事で試すなら

ここからは編集部の提案で、まだ試していません。会社紹介や採用の動画など、撮りためた素材がある場合に試せます。

  1. 使ってよい動画を一つのフォルダに集め、目的と長さ(例:60秒の採用動画)を決めます。
  2. AIに書き起こしと画面の一覧を作らせ、使う部分を「ファイル名・開始・終了・理由」の一覧で出させます。
  3. 人が一覧と仕上がりを見て、映ってはいけない人や言ってはいけない話がないかを確かめます。

このフォルダの動画から、[目的]向けの[長さ]の動画の候補を作ってください。
まず話した内容を書き起こし、使う部分をファイル名・開始・終了・理由の一覧で出してください。
動画の書き出しは、私が一覧を確認してからにしてください。外部への投稿はしないでください。

一覧を見て直す点が数か所で済み、そのまま書き出せたら一回分は完了です。

確認できていないこと

  • Pieterが「少し調整した」のが、どの部分か。
  • 作業にかかった時間。費用の0.10ドルは本人の見積もりで、計算は示されていません。
  • 最初の1分の字幕を、本人とAIのどちらが付けたか。説明の書き方からは分かりません。
  • 人が映る動画をAIに渡すときの、映っている人の同意の扱い。

出典

Xの日付は日本時間。ブログの日付は本人のサイトの表記。確認日:2026年11月6日。