本文へ移動
仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

週刊・横断観察 Field note

AIに任せるなら、毎月の支払いの点検から

今回の焦点Focus

毎月の支払いの一覧をAIに点検させ、止めるかは人が決め、手順書にして毎月くり返す

3行でわかる

  • 今週の6人は、AIに渡す前の準備と、終わった後の確かめ方を、それぞれ違う仕事で見せていました。
  • 一つ選ぶなら、Pieter Levelsのように、毎月の支払いをAIに点検させる仕事を勧めます。効果を金額で測れるからです。
  • 点検の手順を短い手順書にして月に一度くり返し、何を止めるかは人が決めます。

この記事は、11月1日の予定分を後から書いています。PieterとLiamの記事も後から調べたもので、Pieterは11月3日、Liamは11月2日の発信を使っています。

6人がしていたこと

人物本人がしたことと、この記事で借りる考え方
James
Dickerson
完成品と一緒に、業種や売るものを選んだ理由を見せる講座を案内した(その後延期)
借りる考え方:作らせる前に、誰に何を作るかを決める
Greg
Isenberg
対談で、広告の約束がリンク先の最初の画面にあるかを調べる方法を聞いた
借りる考え方:AIの指摘は、元の画面に戻って確かめる
Danny
Postma
本の知識を、エージェント用の手順に変えていると投稿した
借りる考え方:一度の説明を、次も使える手順書にする
Marc
Lou
MailCheapに、メールだけ・Webだけ・両方を選べる公開先の機能を入れた
借りる考え方:「完了」の表示ではなく、記録で結果を確かめる
Pieter
Levels
Claude Codeと経費を見直し、月約300ドルまで下げたと報告した
借りる考え方:AIには候補を探させ、削る線引きは人が持つ
Liam
Ottley
1週間の改善の初日に、測る数字を五つ決めた。社長が一番望んだ投稿の下書きの仕組みも作った
借りる考え方:始める前に、測る数字を決める

「借りる考え方」は編集部の読み方です。6人が同じ方法を使っているわけではありません。

一つ選ぶなら、毎月の支払いの点検

選んだ理由は三つあります。まず、効果が金額で出ます。減った月額は、そのまま会社に残るお金です。

次に、材料が手元にあります。カードの明細や引き落としの記録だけで始められます。最後に、外へ出す仕事ではありません。送信や公開がないので、AIが間違えても影響が小さく、人の判断も入れやすいです。

向かない場合もあります。毎月の支払いが少ない会社では、減る額も小さくなります。また、解約したサービスを誰かが使っていると、仕事が止まります。

手順:6人の考え方を一つずつ借りる

  1. 材料と測る数字を決める(James・Liam):先月の明細から、毎月払っているものだけを一覧にします。カード番号などは消します。減った月額と点検にかかった時間を測る、と先に決めます。
  2. 候補を出させる(Pieter):使っていない、役割が重なっている、プランが大きすぎる、という候補を、月額と理由つきで挙げてもらいます。
  3. 人が決める(Greg):候補ごとに「止める・続ける・確かめる」を決めます。迷うものは、使っている人に聞いてから決めます。
  4. 次も使える形にする(Danny・Marc):今回の手順を短い手順書にしてもらいます。翌月の請求で、実際に減ったかを確かめます。

依頼文は、たとえば次のように書けます。

先月の支払いの一覧を添付します。
使っていない可能性があるもの、役割が重なっているもの、プランが大きすぎるものを挙げ、月額と理由を書いてください。
判断できないものは質問にしてください。
最後に、来月も同じ点検ができるよう、今回の手順を短い手順書にまとめてください。
解約や設定の変更はしないでください。

続けるか、止めるか

3か月続けて、減った月額の合計と、点検にかかった時間を記録します。減った額が手間に見合わなければ、点検を3か月に一度へ減らします。手順書を渡すだけで同じ点検ができるようになれば、任せる範囲をほかの経費へ広げられます。

ほかの候補は二つです。Liamのように社長の投稿の下書きを任せる案は、1本あたりの時間で測れます。Marcの記事で考えた、AIの完了報告を記録で確かめる案は、発信を任せ始めた後に役立ちます。

確認できていないこと

  • 6人の数字や成果は、どれも本人の発表で、第三者は確かめていません。
  • 支払いの点検は編集部の提案で、まだ試していません。減る額や時間は未測定です。
  • Pieterの六つの節約のうち、ドメインとClaudeの契約以外で、どこまでをClaude Codeが見つけたかは分かっていません。

出典

日付は日本時間。確認日:2026年11月5日。対象は10月26日から11月4日までに確認した観察です。