日々の採集 Field note
Danny Postmaの提案。AIの宣伝文は、口調の点検スキルに通す
今回の焦点Focus
AIの下書きを、自分の文章の決まりを書いた点検手順に毎回通し、直す箇所の採否は人が決める
3行でわかる
- Danny Postmaは11月2日、AIが書く宣伝文は「仕様書のように機能を説明しがち」だと指摘しました。
- 注目したいのは、気づくたびに直すのではなく、口調を点検するスキルを作って毎回通すよう勧めている点です。
- 小さな会社なら、自分の文章の決まりを一枚にまとめ、AIの下書きを毎回その決まりで点検させる形で試せます。
Dannyは、AIで顔写真を作るHeadshotProなどを運営しています。10月28日の記事では、本の知識をAI用の手順書に変える話を取り上げました。今回は、AIが書いた後に毎回かける点検の話です。11月4日の予定分を、後から調べて書いています。
「誰もこんな話し方はしない」
Dannyは11月2日、ある製品紹介の投稿を引用して、Xにこう書きました。「Opus 5.5は、宣伝文を書くとき機能を説明したがる。誰もこんな話し方はしない。これは仕様書だ」(編集部訳)。
引用された投稿は、名刺の写真と短い音声メモから、相手の名前や次にすることまでを連絡先に登録できる、という紹介でした。機能を一つずつ並べた一文です。
点検用のスキルを作り、毎回通す
Dannyの勧めは具体的です。口調を点検する「/tone-of-voice」というスキルを作り、宣伝文を書くたびに通す。そうすれば、見慣れて気づかなくなったAIらしさを拾い、書き直してくれるといいます。
スキルは、特定の仕事をAIに任せるための指示や手順をまとめたものです。人が毎回違和感を探すより、点検の基準を先に書いておくほうが、見落としが減ります(編集部の読み)。
指摘のきっかけは、Danny自身の作業でした。返信によると、ランディングページ用のスキルを作る中で大量の文を生成し、同じ癖を何度も見たそうです。
自分の仕事で試すなら
ここからは編集部の提案で、まだ試していません。メールや案内文をAIに下書きさせている会社なら、すぐ試せます。
- 自分で書いた文章のうち、気に入っているものを3〜5本選びます。気になるAIの言い回しも、気づいた分だけ書き出します。
- AIに、その二つから「自分の文章の決まり」を10項目ほどにまとめてもらい、自分で直して保存します。
- AIの下書きができるたびに、その決まりで点検させます。直すかどうかは、一つずつ人が決めます。
添付の「文章の決まり」に沿って、下の下書きを点検してください。
決まりに合わない箇所を、元の文、当たる決まり、直した文の順に並べてください。
事実や数字は変えないでください。
全文の書き直しは、私が採否を決めてから行ってください。
指摘の半分以上を採用できれば、決まりは役に立っています。採用しなかった指摘は、決まりを書き直す材料にします。10本続けて、手直しの時間が減るかを見ます。
確認できていないこと
- Danny本人が、口調の点検用スキルをどう作り、どの仕事に使っているか。
- 点検を通すことで、文章の反応や手直しの時間がどう変わったか。
- 「機能を説明したがる」という傾向は、Dannyが使った範囲での観察です。
出典
日付は日本時間。確認日:2026年11月5日。11月4日の予定分を、後から調べて書いた記事です。