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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

日々の採集 Field note

AIへの説明を、次も使える手順書にする。Danny Postmaの発想から

今回の焦点Focus

自分の仕事メモを次回もAIへ渡す手順書にし、別の公開記事で不足を確かめる

AIに同じ仕事を頼むたび、順番や注意点を説明し直しているなら、その説明を一枚の手順書にして渡してみる価値があります。何を作り、どこで人に確認するかまで書き、次の依頼でも使えるかを試します。

Danny Postmaは10月25日、本を買ってエージェント用のSkillに変えるのが好きだと書きました。Skillは、特定の仕事をAIに任せるための指示や手順をまとめたものです。本の知識を、AIが実行できる短い手順へ変える。この発想を自分の仕事メモで試すなら、何を渡し、どう確認すればよいのでしょうか。

本の内容を、実行する手順へ変える

投稿の添付写真には『The Ultimate Sales Letter』の表紙が見えます。ただし、どの内容をどんな指示へ変えたのか、仕事の結果がどう変わったのかは示されていません。Dannyは、本の知識をエージェントが使う手順として残そうとしています。10月25日の本人投稿

22日にもDannyは、仕事や意思決定をできるだけ任せる仕組みを作るべきだと発信していました。これは本人が掲げた目標で、すべての判断を自動化できたという実績の報告ではありません。10月22日の本人投稿

公開されたSkillには、変えない条件も書いてある

DannyのLandingfolioでは、文章を整えるHumanize Copy PassというSkillの本文が公開されています。文章全体を読み、不自然な表現を整理し、最後に主張や数字が元の文章とずれていないかを確認する手順です。意味や価格、引用などは変えないと書かれています。Humanize Copy Passの公開手順

「読みやすく直して」という依頼に加えて、何を変えてよいか、どの変更は戻すかが決まっています。本をもとに作ったSkillかは不明ですが、仕事を手順で渡す例として読めます。必要な条件や留保まで消えていないかは、元の文章に戻って確認する必要があります。

自分のメモ一枚から、手順書を作ってもらう

ここからは、まだ試していない編集側の提案です。たとえば、公開記事からSNSの告知案を作る仕事を選びます。AIへ渡すのは、自分で書いた作業メモと、使ってよい公開記事の本文・URLです。メモには、次のように書けます。

仕事メモの記入例:公開記事から告知案を作る
残すこと記入例
作るもの記事を読んでほしい人に向けた、120字程度の告知案一本。記事へのリンクも付ける
作業の順番記事の要点と想定読者を抜き出し、伝える要点を一つ選んで書く。最後に元記事と照合する
守る条件数字と実施状況を変えない。まだ試していない提案を、成果が出た話にしない
人に戻す場面対象読者を決められない、元記事を読めない、提供条件が足りないとき。公開・送信は人が決める

これをAIに渡し、次のように依頼します。

作業メモ:<自分で書いたメモを貼る>
見本の材料:<使ってよい公開記事の本文・URLを貼る>

このメモを、次回もAIへ渡して使える手順書へ整理してください。目的、必要な材料、作業の順番、作るもの、変えてはいけない条件、人に確認する場面、完了の条件を書いてください。

メモにない判断を勝手に追加せず、不足は質問として分けてください。手順書の各条件がメモのどこに基づくかも示してください。今回は手順書と質問の作成までにし、投稿や送信、元資料の変更はしないでください。

別の記事でも使えるか、確かめる

できた手順書は、次の依頼に添えて使います。最初の確認では、別の会話で、手順書と別の公開記事一本だけを渡してみます。作ったときの会話に頼らず、読める指示になっているかを確かめるためです。

人が見るのは、選んだ要点が元記事にあるか、読者に合っているか、数字や実施状況が変わっていないかです。書いていない成果を加えていたら差し戻し、材料不足で判断できないものは保留にします。

手順書を元メモと照合し、試した告知案を採用するかどうかまで残せれば、最初の一回は完了です。追加で説明したこと、確認と手直しにかかった時間を記録し、繰り返し補足する点を手順へ足します。次回も説明し直す部分が減ったか。その結果を見て、使い続けるかを判断します。

出典

日付は日本時間。確認日:2026年10月28日。