日々の採集 Field note
Danny PostmaのLP講座案。AIに任せる作業をどう分けるか
今回の焦点Focus
LP制作の調査・文章・デザインを分け、成果物と元資料を人が確認する講座案
Danny Postmaが、AIエージェントと一緒にLPを作る講座を準備しています。LPは、商品を説明し、申込みや購入へ案内するページです。10月5日には、目次案を作り、講座の内容を確かめるアンケートを送ったと報告しました。
公開されている案では、顧客を調べ、文章の構成を決めてからデザインへ進みます。AIに何を頼み、人がどこを確認するのか。講座の案内と目次には、その分け方が表れています。10月5日の本人投稿
目次ができ、アンケートを送った
Dannyはプロフィール写真を生成するHeadshotProの創業者です。今回、別の商品として準備しているのがLP制作の講座。9月23日の投稿では、人は各工程の理由を学び、AIエージェントはその手順を受講者の商品に使うという構想を説明し、予約販売を始めたと案内しています。創業者の公式紹介/9月23日の講座案内
その後、10月5日の投稿に目次案が載りました。準備の行とは別に、番号の付いた16の工程が並び、顧客調査、文章の試作、デザイン、公開後の計測までを扱っています。工程の横には、それぞれに対応するスキル名もあります。
アンケートについては、誰に何を尋ね、どんな回答が来たかは分かりません。今回確認できたのは、送ったという本人の報告までです。予約販売が始まってからのアンケートで、どんな内容の修正に使うのかはまだ分かりません。
調査、文章、デザインで、確認するものを変える
現在の講座ページは、制作を調査・文章・デザインに分けています。各工程の理由を動画で学び、エージェント用のスキルで作業を進め、途中で人が確認するという案内です。スキルは、AIに繰り返し任せる作業の手順をまとめたものと考えると分かりやすいでしょう。
| 段階 | 公開案にある作業・成果物 | 人が確かめたいこと |
|---|---|---|
| 調査 | 顧客像、商品の説明の土台、検索キーワードをまとめる | 誰のどんな困りごとを扱うか。元の資料や発言を確かめられるか |
| 文章 | ページの構成を決め、見出し・本文・申込みの案内を書く | 読む順番は自然か。各節に役割があり、根拠のない約束が入っていないか |
| デザイン | 配置の試作、仕上げ、説明に使う図や画像を作る | 文字が読めるか。画像が説明に役立つか。スマホでも次の行動が分かるか |
文章の構成だけを先に読むと、「効果を説明しているのに根拠がない」「申込みを判断するための条件が後ろにある」といった説明の抜けや順番を、見た目を作り込む前に確かめられます。資料を追加すべきなのか、節を並べ替えればよいのかも見えてきます。
ただし、顧客の言葉をまとめる工程があっても、AIが出した文章をそのまま実際の発言として使うわけにはいきません。誰が、どの場面で話した言葉なのか。元資料を確認できない内容は、仮説として残す必要があります。
教材の中身と、利用した効果はまだ未確認
10月7日の講座ページでは、予約価格は59米ドル、教材の提供は第4四半期末の予定と案内しています。料金は購入時に発生するという説明です。動画9本と9スキルを予定していますが、10月5日の目次画像にある16工程を、そのまま動画の本数や配布ファイル数と読むことはできません。実際の教材やスキルは今回確認しておらず、正確な内訳や動作は未確認です。
また、販売ページには成約率の上昇を示す図がありますが、対象、期間、人数を確かめられませんでした。講座を使えば同じ改善が起きる、という実績には数えません。公開された手順から学べることと、商品の効果については、分けて確かめたいところです。
工程を分けても、毎回すべてを作り直すなら手間は増えます。元になる資料が足りなければ、文章やデザインだけを何度直しても、伝える内容は決まりません。どの段階で止まり、何を追加すれば進めるかまで見て、手順の使いやすさを判断します。
一つの商品の資料と、構成メモで試す
公開案を参考に、一つの商品で試す方法を考えてみます。用意するのは、商品の説明と根拠にできる公開資料、構成を書くメモ、確認を頼める読み手です。
- 説明の材料をまとめる。誰が何に使う商品か、提供する範囲、根拠にできる公開資料を一枚にまとめます。分からないことは空欄や未確認として残し、AIに埋めさせません。
- 本文を書く前に、構成を確認する。AIには節の順番と、それぞれで伝える内容だけを出してもらいます。読み手が商品を理解し、条件を確かめてから次の行動へ進める順番かを見ます。
- 文章まで作って、読み手に確かめる。構成が決まったら本文を書きます。読んだ人が「誰のための何の商品か」「次に何をすればよいか」を説明できるか、確かめます。見た目の仕上げは、その後に進めます。
記録するのは、根拠のない主張が残った数、構成を直すのに使った時間、確認した読み手の人数と理解できた内容です。これで分かるのは説明が伝わるかどうかまで。売れやすくなったかを確かめるには、公開後の申込率などを別に測る必要があります。
根拠を確かめられ、読み手が商品と次の行動を説明できるなら、デザインへ進む目安になります。説明が伝わらなければ構成へ戻り、根拠が足りなければ資料を集め直します。構成と元資料は別々に残しておくと、あとから直す場所を探しやすくなります。
出典と確認範囲
- 目次案とアンケートの進捗投稿 — Danny Postma、2026年10月5日。英語原文、公開日時、添付された目次案を確認。
- LP講座の当初案内 — Danny Postma、2026年9月23日。背景資料として参照。
- The Landing Page Pipeline — 公式の講座ページ。公開・更新日は不明。内容と提供予定は販売側の説明。
- HeadshotProの会社紹介 — 創業者の確認に使用。
確認日は2026年10月7日。前回の調査日10月4日からの変化として、10月5日の投稿を確認しました。実際の購入者数、アンケートの内容と結果、教材の完成・配布・利用効果は未確認です。ここに書いた試し方は編集側の案で、実施済みの成果ではありません。
経歴と学びたいことは、Danny Postmaの人物紹介から読めます。