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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

人物紹介 People profile

Danny Postmaは何者か。HeadlimeからHeadshotProへ

今回の焦点Focus

具体的な需要を選び、販売から提供までを一つの商品にまとめる方法を学ぶ。

Danny Postmaは、仕事用のプロフィール写真をAIで作るHeadshotProの創業者です。その前には、見出しの電子書籍からHeadlimeという文章作成ソフトウェアを育て、売却しています。

ここで学びたいのは、すでに人が時間やお金を使っている仕事を選び、買いやすく、受け取りやすい商品にする方法です。写真が作れる技術に加えて、誰が何のために写真を必要とするかを見ます。

小さな電子書籍から、ソフトウェアを育てた

HeadshotProの公式紹介には、シンガポールのHeadshot Pro Photography Pte. Ltd.という会社と、Dannyの過去のプロジェクトが載っています。商品の選び方を知る資料として、2023年8月9日公開のArvid Kahlによる本人インタビューも参照します。当時の選択を読む資料で、現在の組織すべてを示すものではありません。

主な商品と転機。過去の取材・本人の説明と、現在の商品を分けています
時期商品・出来事何が変わったか
2020年Headlimeを開始見出しを集めた電子書籍から、見出し生成、その後AI文章作成へ発展
2021年HeadlimeをConversion.aiへ売却取材では7桁ドル規模とされるが、正確な売却額は非公表
2023年以降HeadshotPro個人やチームが仕事用のプロフィール写真を作る用途に集中

Headlimeは、最初から大きなAIサービスだったわけではありません。文章を書く人が使う見出しを電子書籍で販売し、見出しを作る道具、AI文章作成へと変わっていきました。売却は2021年。取材では7桁ドル規模とされますが、正確な金額は公表されていません。

2023年のインタビューでは、AI写真スタジオDeep Agencyが注目を集めても販売につながらなかった、とDannyは振り返っています。HeadshotProでは、検索されるプロフィール写真という用途に着目したと説明しました。売れたかどうかは本人の申告ですが、話題になることと、使う理由があることの違いを考える材料になります。

個人の写真と、会社の写真では必要な手順が違う

HeadshotProは、自分の写真をアップロードし、仕事用の写真を受け取る商品です。2026年10月4日の個人向け価格は、Basic 29米ドル、Professional 39米ドル、Executive 59米ドル。一回の撮影を買う方式で、月額の座席料金ではありません。

個人とチームでは、同じ写真生成でも引き受ける用事が違う
利用者済ませたい用事提供側に必要な仕組み
個人仕事用の顔写真を用意する写真提出、生成、選択、受け取りまでを迷わず進める導線
会社・チームメンバーの写真を、揃った背景や服装で用意する管理者の招待、スタイル指定、進捗管理、一括取得

会社向けには、管理者がメンバーを招待し、背景などを指定し、進捗を確認する機能があります。写真の生成だけでなく、会社が全員分を集める仕事まで扱っていると読めます。品質や顧客の作業時間への効果は、今回測っていません。

Dannyが事業の作り方を話すインタビュー。配信:Arvid Kahl/The Bootstrapped Founder。2023年の収録で、当時の状況を語っています。配信ページと文字起こし/YouTubeで見る

学びたいのは、使う場面から商品の形を決めること

「AIを使えるようになる」という教材では、終えられる仕事が広すぎます。誰がどの場面で何を済ませるかまで絞ると、用意する材料や受け取り方を決めやすくなります。Dannyからは、この絞り方を学びたいと思っています。

自分で試すなら、まず今の道具や外注に時間・お金がかかっている作業を一つ調べます。その仕事の小さな見本を用意し、興味を持つ人がいるか、購入されるか、購入後に使えるかを順に確かめます。これは編集側の適用案で、Dannyの手順をそのまま再現したものではありません。

個人で使う商品を会社へ広げる場合も、人数分を増やすだけでは足りません。素材を集める人、品質を揃える人、未完了を確認する人の仕事が増えます。同じ技術でも、買う担当者が変わると商品に必要な機能も変わります。

集客だけでなく、失敗や問い合わせへの対応も追う

2023年の本人の話には、以前はチームを大きくすることを避けたかったが、HeadshotProでは人と働くことを学び始めたという変化があります。一人ですべてを担う人物と決めつけず、誰に何を任せているかを追います。

検索需要を見つけても、順位や売上が必ず得られるわけではありません。購入時の不安、生成の失敗、返金、問い合わせ対応まで見る必要があります。売上の数字が出たら、期間、累計か月次か、費用を引いた数字かを確かめます。

必要な課題が長期契約や大企業への導入へ移ったら、別の事業者を補います。Dannyから商品選びや運営の変化を追えなくなった場合も、観察の比重を変えます。今は、必要とされている仕事を、買って使える商品にする方法を学ぶために追っています。

出典・確認日

確認日は2026年10月4日。経歴は公式紹介、Headlime売却の取材、2023年8月9日の本人インタビューに基づきます。価格・機能は確認時点の公式説明。集客や売上の独立監査はしておらず、学びたいことと試す案は編集側の考察です。