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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

日々の採集 Field note

James Dickersonは営業先をAIに絞らせ、迷う会社は電話で確かめる

今回の焦点Focus

営業先の下調べをAIに任せ、公開情報で確かめて残す・確かめる・外すを人が決める

3行でわかる

  • James Dickersonは10月20日、AIにダラスの配管業者100社を調べさせ、営業する候補を絞る様子を公開しました。
  • 注目したいのは、AIの順位をそのまま使わず、公開情報で確かめて「残す・電話で確かめる・外す」に分けた点です。
  • 小さな会社なら、提案したい相手を10社選び、AIに下調べさせて、迷う会社だけ自分で確かめる形で試せます。

前回の記事のあと、JamesのXへの投稿は、10月27日にGreg Isenbergの番組への出演を知らせたものだけでした。新しい取り組みの話はなかったため、まだ取り上げていなかった10月20日のXの記事を読み直します。

一文の依頼で、100社から候補を並べる

Jamesは10月20日、Xに「AIエージェントで、年商200万〜2,000万ドルの地域の事業者を顧客にする方法」という記事を書きました。

本人の説明では、AIエージェントに「ダラスで提案する価値のある配管業者を探して」と一文で頼みました。約1分で100社を調べ、有望な順に候補を並べたといいます。

狙う相手も決めています。年商200万ドル以上が目安です。フランチャイズの店舗は、地元の店長に決める権限がないとして外すよう勧めています。

上位5社を、外から見える手がかりで確かめる

Jamesは、AIが並べた上位5社をそのまま営業先にしていません。人数、求人、口コミなどの手がかりを、公開情報で確かめています。記事には、この確認をAIに任せる依頼文も載っています。そこには「売上を事実として書かない」「見つからないものは不明と書く」という指示も入っています。

上位5社の結果は、次のとおりでした。

  • 会社紹介のページに19人以上が載っている会社が2社
  • 技術者を募集している会社が3社
  • Googleの口コミが月15件以上増えている会社が4社

年商200万ドルを超えていそうなのが2社、小さそうなのが1社、公開情報だけでは分からないのが2社でした。そこで、2社は候補に残し、2社は電話で確かめ、1社は外しました。人数、採用、口コミの増え方は、どれも外から事業の大きさを推し量る手がかりです。

同じ日の続く投稿では、自社の有料の顧客探しツールを紹介しています。AIがこのツールを使い、年商200万ドル超の会社を探し、連絡先や集客の弱いところを調べ、提案とメールの下書きまで作るという説明です。記事には自社ツールの宣伝が含まれます。

自分の仕事で試すなら

ここからは編集部の提案で、まだ試していません。日本でも、Googleマップの口コミや求人サイトで同じ手がかりを見られます。

  1. 提案したい業種と地域を一つ決め、候補を10社まで挙げます。
  2. AIに各社の公開ページを調べさせ、人数・求人・口コミの手がかりを根拠のURLと一緒に表にしてもらいます。
  3. 表を見て「残す・確かめる・外す」に分けるのは自分です。確かめる会社には、電話や訪問で聞くことを一つ決めます。

次の10社について、公開されているWebページだけを調べてください。
会社ごとに、人数の手がかり、求人の有無、口コミの件数と増え方を、根拠のURLと一緒に表にしてください。
分からない項目は「不明」と書き、推測で埋めないでください。
各社への連絡や問い合わせはしないでください。

10社の表がそろい、自分で三つに分けられたら一回分は完了です。実際に提案した結果を数件記録すると、選んだ手がかりが合っていたかを確かめられます。

確認できていないこと

  • 最初の100社に、AIがどんな基準で順位を付けたか。
  • 残した2社に提案したか、契約につながったか。
  • 数字はどれもJames本人によるデモの説明で、第三者は確かめていません。

出典

日付は日本時間。確認日:2026年11月5日。11月2日の予定分を、後から調べて書いた記事です。新しい取り組みの発信がなかったため、10月20日の記事を読み直しています。