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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

日々の採集 Field note

James DickersonがAIに渡した、販売ページとその後のメール

今回の焦点Focus

Jamesが実例を集め直した判断と、登録後の案内までAIに渡す仕事の任せ方

AIに販売ページを任せるなら、その先の案内やメールも資料に含める。James Dickersonが10月8日に発表した「Boring Funnels」からは、そんな仕事の任せ方を学べます。

Jamesが集め始めたのは、ページの先にあるもの

Jamesの説明では、AIが作ったページは見た目がよくても、販売にはつながりませんでした。モデルや指示を変え、販売ページや商品の説明を何週間も修正したといいます。

そこで彼が足りないと考えたのは、販売の流れを示す実例です。ボタンを押した次のページや、その後に届くメールまで集め、AIに渡すようにしました。その事例集を商品にしたのがBoring Funnelsです。商品を知ってから購入するまでの流れを、ここでは「ファネル」と呼びます。

本人は出力がよくなったと述べています。ただし、この発表に改善前後の売上や成約率は載っていません。材料の渡し方を変えたという本人の説明と、売上への効果は分けて読む必要があります。10月8日の発表

ギター教室の例は、登録後の案内まで見せている

公開ページで紹介されているのは、Tony Polecastroの「5-Day Guitar Challenge」。広告から無料の企画に登録し、案内を受け取る流れです。サービス側が調べた期間は2026年9月22〜30日と記されています。

Boring Funnelsの公開紹介で分かる工程
工程紹介されている内容
広告・登録無料の企画への案内と、登録フォーム
登録直後開始日や対象者を伝え、まず見る動画へ案内
メール登録後7日間に11通。追伸で有料プログラムを案内
確認の範囲全8工程のうち6工程を確認。レッスンと決済画面は未確認

「登録後7日間に11通」は、このサービスが紹介する一事例の値です。メールの多さが成果を生んだという比較ではありません。この記事では公開された紹介を確認しました。登録後の全メールや購入後の体験は、独自には確認できていません。Boring Funnelsの公開ページ

また、事例の選定には広告が続いていることを使っています。ただ、広告が長く出ているだけでは、利益が出ているかは分かりません。購入率や広告費を確認できない事例は、工程を考える資料として読むのがよさそうです。

自分の仕事に置き換えるなら、登録した直後に何を伝え、次の案内をいつ届けるかまで、AIに渡す資料に含められます。11通という数を真似するより、自分の商品で必要な案内を考えるために読むと役立ちそうです。

自分の案内を一つ、AIに点検してもらう

ここからは編集側の提案です。Jamesの商品を購入しなくても、自分の公開ページと次の案内を一緒に渡すことはできます。まずは、読者が途中で迷いそうな箇所を一つ探し、直す仕事をAIに任せてみます。

AIに渡すのは、商品ページ、ボタンを押した先のページ、送付予定の案内文、確定した価格と提供範囲です。公開してよい資料を使い、個人情報は含めません。案内文がまだなければ、そのことも伝え、誰に何をいつ送るかを決めてから下書きに進みます。

依頼文は、たとえば次のように書けます。

この商品に申し込む人が、次に何をすればよいか迷わないか点検してください。まず、ページから次の案内までの順序を整理してください。次に、説明が足りない箇所を元資料の該当部分と一緒に挙げてください。資料にない事実は補わず、私への質問として残してください。回答がそろったら、修正する箇所を一つ提案し、その案内文の下書きを作ってください。

受け取るものは、案内の順序、説明が足りない箇所と質問、一か所の修正文です。人が確認するのは、価格や提供範囲が正しいか、約束していない効果を加えていないか、実際にその順で案内できるか。公開するかどうかも人が決めます。

「次にすること」と「いつ案内が来るか」が元資料に基づいて分かり、価格・提供内容・案内時期に未回答の質問が残っていなければ、この点検は完了です。必要な資料がなく答えられない場合は、文章を完成させる前に資料を用意します。

最初は一商品、一か所で十分です。確認にかかった時間と、人が事実を直した箇所を記録しておくと、次もAIに任せる価値があるか判断できます。これは未実施の提案で、時間短縮や売上改善を確認した方法ではありません。

出典

調査範囲は2026年10月5〜12日。有料キットの実動作は未確認です。