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仕組み採集 Shikumi Field Notes

世界のAI起業家から、次に試す仕組みを集める。

日々の採集 Field note

Liam OttleyのAI導入論。移行と訓練まで考える

今回の焦点Focus

新しいAIを選ぶとき、今の資料・担当者・確認作業をどう引き継ぐか

新しいAIを会社で使う前に、普段の資料から下書きを作らせ、担当者が確認できるかを小さく試す。Liam Ottleyの発信は、導入するAIを選ぶときに、資料の移行や人の訓練も含めて考える参考になります。

10月11日公開の配信では、LiamとチームがGoogleの発表を見ながら、今の文書や社員の管理とAIがつながる点に注目しています。

資料を移し、人に覚えてもらう仕事まで数える

その前の10月5日の動画で、Liamは新しい業務向けAIサービスをCTOと二人で試していると説明していました。同時に、会社の仕事を本格的に移すには、利用者の追加、知識や資料の移行、使い方の訓練が必要になると話しています。4分16秒〜5分42秒

二人で機能を試したという本人の報告と、会社全体で使い続けられたことは分けて読みます。どの範囲の仕事を移し、確認や修正の時間がどう変わったかまでは、この動画から確かめられません。

11日の配信では、社員のアカウントやアクセス管理を、普段使うGoogle Workspaceの管理とつなげられる点を評価しています。26分台からは、顧客が使ってきた業務システム、メール、文書などを一度に捨てさせるのは難しい、という議論になります。会社の仕事を理解し、既存の仕組みにAIを組み込むことを、導入を支援する側の仕事として考えています。11分54秒〜12分15秒/26分33秒〜28分30秒

Morningside AIの公式サイトも、既存のシステムに合わせた開発と、チームの訓練や調整を提供内容として案内しています。

人が開ける資料でも、AIが使えるとは限らない

ここで一つ、確認したい条件があります。Google Workspace向けの公式ヘルプでは、管理者の設定により、利用者がアクセスできる資料でもGeminiには使わせない場合があると説明しています。また、所有者がダウンロード・コピー・印刷を許可していないDriveファイルは、共有されていてもGeminiが使えないとしています。

普段の資料がそのまま使えると思って任せると、AIが必要なページを読めずに止まることがあります。まず、どの資料を使って答えたのかを返してもらう。資料を渡したことと、その内容に基づく下書きができたことを、別々に確かめます。

公開FAQから、返信案を一通作らせる

自分の仕事で試すなら、公開済みの商品FAQを一ページ選び、FAQに答えのある練習用の質問を一つ作るところから始められます。ここからは編集側の未実施の試行案です。実際の顧客情報や社内資料は使わず、返信を外部へ送る前までを試します。

AIへ渡すのは、FAQのURLと確認日、問い合わせ文、返信の長さや書き方です。例えば、次のように頼みます。

このFAQを読み、練習用の問い合わせへの返信案を一通作ってください。先に、資料を読めたか報告してください。返信案には根拠にした見出しや説明箇所を添え、FAQに答えがない点は確認事項として残してください。公開や送信はしないでください。

資料を読めなければ、読めたふりで返答を作らせず、足りない材料を返してもらいます。読めた場合は、根拠の箇所を挙げてから返信案を作る順番です。書かれていない料金や提供条件を補わせないようにします。

人はFAQを開き、返信案の説明と条件が合っているかを照合します。確認後、普段使う返信欄へ移し、送信できる下書きになるかを見ます。完了とするのは、回答が元のFAQと一致し、答えられない部分が確認事項になり、担当者の確認が終わった状態です。

かかった時間は、AIが書くまでだけでなく、根拠の照合、修正、返信欄へ移すところまで記録します。毎回資料を移し直したり、条件を書き直したりするなら、任せる範囲や元資料を見直します。一通を今の仕事の手順で確認できた記録から、別の質問や他の担当者にも広げるかを選びます。

出典・確認日

確認日は2026年10月17日。11日の配信を中心に、5日の動画を背景として読みました。動画は日本語の自動生成字幕の該当箇所と一部の画面を確認し、配信中の議論を要約しています。原語字幕と映像・音声全編は未確認です。